「失敗」を「次の行動の材料」にする

転職・副業で迷う

「また、ダメだった」
色々なことを試していくと、うまくいかないことも出てきます。

  • 転職活動をしていて面接に落ちた。
  • 副業サービスを出してみたけど売れなかった。
  • ブログを書いたのに全然読まれない。
  • Xで発信を続けても反応が全然ない。

全部、僕の経験談です。笑

自分なりに考えて、せっかく勇気を出して動いたのに、何も返ってこない。

そういう経験が続くと、気づかないうちに「結果がダメだった」から「自分がダメだ」という結論に変わりがちになります。

ただ、大事なのは、うまくいかなかったことを「失敗しただけ」と単純に決めつけないことだと思います。

この記事では、うまくいかなかった経験を「自分を否定する材料」にしてしまうのではなく、「次に進むための材料」として扱うための考え方を整理します。

副業などで働き方を変えようとしているとき、しんどいのは「挑戦した先に結果が出ない」ことです。その状態にある方に、少し寄り添えればと思います。

うまくいかないと、自分全体を否定してしまいがち

仕事を辞めたいと思っているとき、あるいは今の働き方に強い迷いを感じているとき、すでに自信はかなり削られています。

「このままでいいのか」という問いを毎日抱えながら過ごしていると、心の余裕は思ったより少なくなっています。

せっかくなにか行動をしても、うまくいかなかった。

そういうとき、本人の心の中はどうなっているか。

面接に落ちた → 「またダメだった」
副業サービスが売れない → 「やっぱり自分には無理だった」
ブログが読まれない → 「結局、何も変えられないのかもしれない」
Xで発信しても反応がない → 「誰にも求められていない」

一つひとつを見れば、「よくあること」かもしれません。
転職活動で面接に落ちることも、副業を始めてすぐに売れないことも、統計的には珍しいことではありません。

でも、本人にとってはかなり重いです。

頭では「まだ始めたばかりだから」「もう少し続ければ変わるかも」と思っていても、気持ちのほうはなかなか追いつきません。

そして気づくと、結果ではなく、自分そのものを責め始めてしまいます。

これは意志が弱いとか、メンタルが弱いという話ではないと思います。
自信が削られた状態で何かに挑戦し、うまくいかなければ、誰だってそうなりやすいのではないでしょうか。

でも、それは「自分に価値がない」という意味ではない

うまくいかなかったときに一番つらいのは、結果そのものより、
その結果を「自分の価値」に直結させてしまうことです。

たとえば、こういう思考の流れ。

面接に落ちた。→ だから、自分は必要とされていない。

副業で売れなかった。→ だから、自分の経験には価値がない

ブログが読まれなかった。→ だから、自分の言葉には意味がない。

Xで反応がなかった。→だから、自分の発信は誰にも求められていない。

こんなふうに考え始めると、どんどん苦しくなります。

でも、本当にそうでしょうか。

面接に落ちた理由は、経験やスキルが求めているものと合わなかっただけかもしれません。タイミングが合わなかっただけかもしれません。会社側が求める人物像と違っただけで、あなた自身の価値とは別の話かもしれません。

副業が売れなかった理由は、サービス内容が悪いというより、見せ方がうまく伝わっていなかっただけかもしれません。そもそも見てもらえる場所にたどり着いていなかっただけかもしれません。「誰に届けたいのか」がまだぼんやりしていた、という可能性もあります。

ブログが読まれなかった理由は、文章がダメというより、検索される言葉とずれていたのかもしれません。タイトルが弱かっただけかもしれません。記事の数や内部リンクの導線がまだ足りなかっただけかもしれません。

結果が出なかった理由は、いくつも考えられます。

それなのに、全部をまとめて「自分がダメだから」と一括りにしてしまうと、次に直せるものまで見えなくなってしまいます。

うまくいかなかった経験は「選択肢を減らす材料」になる

少し発想を変えてみると、うまくいかなかった経験には「材料」が残っています。

たとえばLINEスタンプを作って売れなかったとしても、

  • 「作ること自体は楽しかった」
  • 「でも見つけてもらう導線がないと売れにくいとわかった」
  • 「販売は作ることとは別の難しさがある」

ということが見えます。

ココナラやジモティーに副業サービスを出して反応がなかったとしても、

  • 「サービスの見せ方が弱いのかもしれない」
  • 「誰に届けたいのかがまだぼんやりしているのかもしれない」
  • 「そもそも自分はこのサービスを本当に続けたいのか確認できた」

などの材料が残ります。

うまくいかなかった経験は、「自分はダメだ」と決めるためのものではなく、「この方向は違うかもしれない」「ここを直せばいいかもしれない」「これは自分には合わないかもしれない」と判断するための材料になります。

選択肢が一つ減ることは、悪いことだけではありません。

むしろ、自分に合わない道を一つ確認できたなら、それは前進でもあります。

エジソンが電球を発明するまでに何千回も試行錯誤したという話は有名ですが、その発想に近いものがあると思います。「うまくいかなかった方法がわかった」のは、一つの成果です。

「自分はダメ」ではなく「何がわかったか」に問いを変える

うまくいかなかったとき、落ち込むのは仕方ないと思います。

悔しいですし、悲しいですし、何もしたくなくなることもあります。

だから、いきなり前向きになる必要はありません。

ただ、少し落ち着いてきたら、問いを変えてみることが大事だと感じています。

落ち込んでいるときの問い少し落ち着いてからの問い
自分はダメなんだ今回、何がわかったんだろう
誰にも求められていない誰に届けようとしていたんだろう
売れなかったから無理そもそも知ってもらえていたんだろうか
向いていないどの部分がしんどかったんだろう
失敗した次に直すならどこだろう

この問いの変換ができると、うまくいかなかった経験から次の課題を見つけやすくなります。

自分を否定するだけの材料ではなく、次に進むための材料に変わっていきます。

もちろん、落ち込まなくなるわけではありません。すぐに切り替えられるわけでもありません。

でも「自分はダメだ」という問いを立て続けていると、答えも全部その方向に引きずられます。問いが変わると、「ただの失敗」で終わらず、「何を次に見直せばいいか」を教えてくれる材料になります。

向いていないとわかることも、大事な結果

うまくいかなかった理由が、努力不足だけとは限りません。

そもそも、自分に合っていなかったということもあります。

  • 毎日SNSで発信するのがしんどい
  • 人とやり取りしながらサービスを売るのが苦手
  • 細かい作業を長時間続けるのがつらい
  • 文章を書くのは嫌いではないけど、毎日書くのは重い
  • 作るのは楽しいけど、売るための導線づくりは気が進まない

こういうことが見えてくるのも、大事な結果です。

「向いていないとわかること」は、決してマイナスなことばかりではありません。

自分がどこで疲れるのかどこなら続けられそうなのか何ならもう少し学びたいと思えるのか。

それが見えてくるだけでも、前より少し自分を理解できます。

「これは自分には合わなかった」とわかったなら、やめてもいいです。
少し形を変えてもいいです。別の方法を試してもいいです。

一度うまくいかなかったからといって、自分の可能性が全部なくなるわけではありません。

むしろ、自分に合わない選択肢を一つ減らせたと考えることもできます。

「向いていない」とわかった経験は、本当に大事な情報です。
無駄に続けるより、早く知れてよかったと言えることもあります。

絶望しているときほど、結論を急がない

新しいことにせっかく挑戦しても反応がないときは、本当にしんどいです。

  • 頑張って作ったものが誰にも見られない。
  • 考えて出したサービスが売れない。
  • 勇気を出して発信しても反応がない。

そういうときは、「もう全部やめたい」「やっぱり自分には無理だった」という気持ちになることもあります。

でも、そういうときほど、すぐに自分への結論を出さないほうがいいと思っています。

「自分には価値がない」
「何をやっても無理」
「もう遅い」

僕自身も、そういう感覚になることがあります。
でも、そう決めてしまうには、まだ材料が少なすぎることが多いです。

本当は、こういう可能性もあります。

ただ、今のやり方では届いていない
ただ、今の見せ方では伝わっていない
ただ、今の自分にはまだ準備が足りない
ただ、自分に合わない方法を選んでいた

絶望しているときは、視野がかなり狭くなり、逃げだしたくなる気持ちに流されることがあります。

今起きていることがすべてのように見えて、少し前にうまくいったこと、自分が持っているもの、まだ試していない選択肢が見えなくなります。

だから、そのときの感情だけで、自分の価値まで決めなくていいです。

まとめ:失敗を失敗と考えない

「失敗」という言葉は、少し強い言葉です。

その言葉を使った瞬間に、「間違えた」「負けた」「自分はダメだった」という感覚につながりやすくなります。

でも実際には、うまくいかなかった経験の中にも、次に使える材料はあります。

  • このやり方は合わなかった
  • この見せ方では届かなかった
  • この場所では見つけてもらえなかった
  • このペースだと自分は疲れてしまう
  • この方向性は、思っていたより興味が続かなかった

そういうことがわかるだけでも、前より少し進んでいます。

「挑戦」ではなく、「実験」と捉えるのがいいかもしれません。

仕事を辞めたいと思っているときは、ただでさえ心が弱りやすいです。その中で転職や副業や発信に「挑戦」してうまくいかないと、かなり落ち込みます。
でも、「実験」だと実験の検証結果を次に活かすイメージに変わります。

だから、うまくいかなかったからといって、自分を否定しなくていいです。

面接に落ちても、自分の価値がなくなったわけではありません
副業で売れなくても、経験すべてが無意味になるわけではありません
ブログが読まれなくても、言葉に意味がないわけではありません
Xで反応がなくても、誰にも届かないと決まったわけではありません

うまくいかなかったことは、正直苦しいです。

でも、それは苦しむだけではなく、次に何を見直すかを考えるための材料にできます。

今はまだ、途中です。途中でうまくいかないことがあるのは、自然なことです。
やったことがないのに、思い描く通りに物事が進むことはまずありえません。

だから、うまくいかなくても、それが当然なわけです。

少し休んで、少し整理して、「今回わかったことは何か」「減らしていい選択肢はどれか」「次に直せるところは一つあるか」を見つければいいのです。

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