ノウハウを集めるだけではあまり意味がない
方法を知っても、自分が何を選ぶかは決まらなかった
僕は図書館で本を読んだり、副業について調べたりしながら、いろいろな働き方を知りました。
ブログ、Webライティング、動画編集、プログラミング。方法を知ることはできても、自分がどれを選ぶかは、なかなか決まりませんでした。
- 自分に合っていることは何か
- 自分がやりたいことは何か
- 自分が続けられることは何か
- 自分がお金をもらえそうなことは何か
選択肢が増えても、この4つへの答えは簡単には出なかったんです。
調べたことで、知らなかった方法に出会えました。ただ、その方法を知ることと、自分の仕事や生活に合うかを判断することは、別でした。
今振り返ると、「何をすればいいか分からない」の中に、やりたい気持ち、続けられるかという不安、収入への見通しが混ざっていたのだと思います。
同じように迷っているなら、まずは上の4つのうち、今いちばん答えが出ていないものを一つ選んでみてください。まだ仕事や副業を決めなくても、「自分は何に迷っているのか」を言葉にするところから始められます。
やってみたいことでも、提供する場面で怖くなることがあった

僕がやってみたいと思ったものに、コーチングやティーチングがありました。
在職中にキャリアコンサルタント養成スクールで学んだ経験があり、誰かの力に直接なれそうだと感じていたからです。資格取得には至っていませんが、学んだことを活かせないかと思っていました。
単価を高く設定できそうで、始めるための費用もあまりかからなさそう。その点にも魅力を感じていました。ただ、これは始める前の僕の見込みです。
実際にSNSで「相談を受けます」と募集すると、「話を聞きたい」と声をかけてくれた方がいて、数人とお話ししました。
そこで感じたのが、1対1で相手の質問にその場で答えることへの怖さでした。
「相手が持ち帰れる何かを、しっかり提供しないといけない」
「役に立つ話を聞けると期待してくれているはず」
そう考えるほどプレッシャーが大きくなり、頭が真っ白になってしまいました。
実際に話したことで、僕にはリアルタイムで答える形が合っていないと感じ、その形で相談を受け続けることは断念しました。
誰かの力になりたい気持ちはありました。でも、その気持ちと、1対1で期待に応えようとする場面の負担は、別に考える必要がありました。
この経験から、仕事の内容だけでなく、「どんな関わり方で提供するのか」も、自分に合うかを考える材料になると感じています。
気になる仕事があるなら、「やってみたい理由」と「実際に提供する場面で不安なこと」を一つずつ書いてみてください。僕の場合は、「誰かの力に直接なりたい」と「1対1で役立つことを返さなければと思うと怖い」でした。
直接話すことが難しくても、別の届け方を考えられた

1対1で相談を受けることを断念したあと、誰かの力になる方法について考え方が変わりました。
直接話すことがうまくできないなら、ブログやSNSを介して情報を渡すことで、間接的に力になれたらいい。そう思うようになったんです。
将来は書籍も出せたらいいな、という気持ちもあります。
誰かの力になりたいという思いは同じでも、相手と直接話す方法もあれば、文章を通じて届ける方法もある。僕は、自分が関われそうな形を考えるようになりました。
最初に考えた方法が難しかったことで、別の届け方を探すきっかけになりました。
もし気になる仕事に「やりたいけど、ここがしんどそう」と感じる部分があるなら、仕事の名前だけで向き不向きを決める前に、その場面を一つ書き出してみてください。
僕の場合は、「誰かの相談に乗ること」の中でも、「1対1で、その場で役立つことを返そうとする場面」が怖かった。その部分が分かってから、文章で届ける方法を考えられました。
僕には、その場で答えるより考えてから返せる形が合っていた

Zoomや電話、対面で話す場合、質問をされると、その場で反応することが求められます。
僕に合っていなかったのは、この「リアルタイムで答える」という部分でした。
一方、ブログやSNSでは、コメントなどで質問を受けたときに、考える時間があります。
何を伝えるかを整理して、自分のペースで返せる。
その違いが、僕には大きかったんです。
誰かとやり取りすることでも、その場で話すのか、文章で時間を置いて返すのかによって、感じる負担は違いました。
僕の場合は、「人と関わる仕事が向いているか」という大きな問いだけでは、自分に合う形を見つけにくかったと思います。
「その場で答える必要があるか」まで具体的にすると、確かめたい条件が見えてきました。
気になる仕事や活動があるなら、やり取りの方法も確認してみてください。
「電話や面談でその場の対応が必要なのか」
「文章で考えてから返せるのか」。
仕事内容だけでは分からないこうした条件も、自分が続けられそうかを考える材料になります。
経験を振り返ると、相談したいことも具体的になる

僕の場合、実際に数人と話したことで、リアルタイムで答えることに負担を感じると分かりました。
一方で、ブログやSNSでは、考えてから自分のペースで返せることが合っていると感じています。
ここまで言葉にすると、「自分に何が向いているか分からない」という悩みから、確認したい条件を少し絞れます。
誰かに働き方を相談するときも、次の3つをメモしておくと、自分の状況を伝える材料になります。
- やってみたこと
- 負担を感じた具体的な場面
- 取り組みやすかった方法や条件
僕の経験なら、「数人の相談を受けた」「その場で役立つことを返そうとするとプレッシャーが大きかった」「文章なら考える時間を取れる」と整理できます。
そのうえで、例えばキャリア相談では、「考えてから文章で返せるような関わり方を、仕事選びではどう探せばよいか」と聞くことができます。
まだ試した経験がなければ、「ここが不安だけど、実際には分からない」と書いておくだけでも構いません。分かったことと、これから確認したいことを分けておくのが、このメモの目的です。
自分に合う形と、収入につながるかは分けて考える

僕には、その場で答えるより、文章で考えてから返せる形が合っていると分かってきました。
ただ、それで最初に迷っていたことが、全部解決したわけではありません。
「やってみたい」「自分のペースで取り組める」ということと、「お金をもらえる」ということは、それぞれ確かめる必要があります。
ブログやSNSという届け方を選べても、それだけで収入の見通しまで立つわけではありません。
最初にコーチングやティーチングを考えたときは、単価や始める費用に魅力を感じていました。
でも、実際に話してみると、提供する場面での負担が分かりました。
だから今は、どれか一つの魅力だけで、自分に合う仕事だと決めるのは難しいと感じています。
気になる仕事や活動があるなら、次の4つを「分かってきたこと」と「まだ分からないこと」に分けてみてください。
- やってみたいと思えるか
- 作業や人との関わり方が自分に合うか
- 生活の中で続けられそうか
- 何を提供し、何に対して報酬を受け取るのか
全部に答えを出す必要はありません。
まだ分からない項目が見つかれば、それが次に調べたり、相談したりしたいことになります。
まとめ|調べても決まらないときは、まだ分からないことを一つ残す

僕は、いろいろな方法を知っても、自分に合うこと、やりたいこと、続けられること、お金をもらえそうなことを、なかなか決められませんでした。
コーチングやティーチングに興味を持ち、実際に数人と話してみると、その場で期待に応えようとすることに強い負担を感じました。
そこから、ブログやSNSを介して、考えてから文章で届ける方法を選ぶようになりました。
調べることで選択肢が増え、実際の経験を振り返ることで、自分に合う条件が少し分かりました。
ただ、収入につながるかなど、別に確かめる必要があることも残っています。
今、調べても決められずにいるなら、次の3行だけ書いてみてください。
- 気になっている仕事や方法:
- 調べたり経験したりして分かったこと:
- まだ分からないこと・不安なこと:
最後の行から、次に確認したいことを一つ選べれば、今日はそこまでで大丈夫です。
誰かに相談するときも、そのメモを使って「ここが分からなくて迷っています」と伝えられます。
仕事の選び方だけでなく、お金や体調、周囲の目への不安も重なっている方は、仕事やお金の不安を整理して、相談に使えるメモを作るページも使ってみてください。


