好きなことより「嫌いなこと」を先に書け|やりたいことがない人の選択術

自分と向き合う

「やりたいことがない」と悩む30代・40代は、実はとても多いようです。
定年までの折り返しを意識して、自分のキャリアに真剣に向き合うのがこの年代が多く、
日本人の国民性も、この悩みに拍車をかけやすいのではないでしょうか。

  • 空気を読む
  • 周囲との調和
  • 期待を外さない
  • 迷惑や心配をかけない

「何がしたい?」より「何が正しい?」を無意識に考えてしまう傾向にあります。
もちろん僕もその一人です。笑

この記事では、「やりたいこと」がなかなか見つからず、無理に「好き」を探さなくてもいい、現実的な選択の作り方を紹介していきます。


まず、やりたいことがないのは「欠点」じゃない

30代・40代になると、仕事・家庭・将来への不安など、考えることが一気に増えていきませんか。
興味や好奇心も薄れてきて、自分自身のことを考える時間の余裕がなくなり
転職や副業を考え始めると
「自分は何がしたいんだろう」
と立ち止まって、時間だけが過ぎていく、、、そんな経験はないでしょうか?

SNSなどでは「好きなことを仕事にしよう」「やりたいことを見つけよう」とよく言っている。
でも、そんな簡単に見つかるものではありません。

僕自身も、進路や就職活動のたびに

「自分にはやりたいことがない」
「今の自分にできることで条件が良いところ」

そうやって選択してきて、上手くいった、とは到底言えません。

プロフィール
自己紹介はじめまして。TOMORIBASEを運営しているTomoriです。僕は製造業のバックオフィスで、人事・採用に8年間携わってきました。また、資格は取得まで至りませんでしたが、キャリアコンサルタント養成スクールで学んだ経験があります。人…

”やりたいことがない自分”を責めでいませんか?

就職・転職のたびに「やりたいことが分からない」と悩んできた僕自身は、ずっと「自分がダメなんだ」と思ってきました。
まずは、それをやめることで気持ちはすっと楽になりました。


「やりたいこと」より「やりたくないこと」を先に整理する

やりたいことが分からない時に「好き」を探そうとすると、ハードルが高くなります。

そんな時の入口として効果的なのが、「やりたくないこと」を書き出すこと。
人は、「危険・失敗・嫌だった」といったネガティブなことの方が記憶しやすい傾向にあります。
だから、「やりたくない」ことの方が、すらすら思いつきやすいはずです。

まずは、次の項目をヒントに、思いつくものを1〜3個だけ書いてみてください。
全部の項目に答える必要はありません。

  • 人間関係で苦手なタイプ
  • 強いストレスを感じる働き方
  • 避けたい仕事内容
  • 過去に我慢し続けた環境
  • 心がすり減る生活パターン

「やりたいことは分からない。でも、やりたくないことは明確」という状態から逆算すると、選択肢がかなり整理されました。

書き出せたら、一つだけ選んで「何が違えば、少し楽になりそうか」も考えてみてください。

たとえば、「急な残業で家族との予定が崩れるのがつらい」なら、大切にしたいのは「毎日の終業時間を見通せること」かもしれません。

その場合、次に確かめたいのは、残業時間の長さだけでなく、急な残業がどのくらいあるか、予定を調整できるか、といった条件です。

こんなふうに、3行のメモにしてみてもいいと思います。

・嫌だった具体的な場面:
・何が違えば少し楽になりそうか:
・次に確かめたいこと:

まだ分からない欄は空白で大丈夫です。ここで仕事を決める必要はありません。今の職場で相談できそうなことや、別の働き方を調べるときに確認したいことが、一つ見つかれば十分です。


興味は「考える」より「試す」で育つ

やりたいことは、頭の中だけでは、思考がぐるぐる同じところを回ってなかなか決めきれません。
小さく試した実際の経験の中から生まれることが多いです。

まずは、これだけやってみてください。

  1. 気になることを3つ以上書く
  2. 1時間以内でできる行動に分解する
  3. とりあえず1つだけやってみる

僕が副業に興味を持ち始めたのも、「もっと自由な働き方」が気になっていることがきっかけでした。
知人に少しプログラミングを教えてもらえないか相談し、実際に触れてみたことで「こういう世界もあるんだ」と視野が広がりました。

最終的にそれが”正解”になるとは限りません。
でも行動しない限り、それ自体に向いているかどうかすら分かりません。
今は、ブログ運営にも役に立っている部分が多いにありますし、
やっていないと、ブログ自体も難しくて諦めていたかもしれません。

小さな行動は、未来の選択肢を増やしてくれます。


自己理解を深めると「選択の軸」が見えてくる

やりたいことがない人の多くは、能力がないわけではなく、“自分の整理”ができていないだけだったりします。

自分では当たり前だと思っている経験も、

別の仕事や誰かを助ける場面で生かせるものが見つかるかもしれません。

自分では当たり前にこなしていることでも、他の人から見れば価値があることはとても多いです。
書籍やセミナーで自己理解のワークを実際にやってみて、そういった経験を言語化することが大切だと感じました。

自己理解ワーク|書き出してみると気づくこと

  • 人からよく頼まれること
  • 「すごいね」と言われたこと
  • 時間を忘れてできること
  • 自然と続けられること
  • 他人より苦にならないこと

これを書き出していくと、
「自分はこういう考え方をする人なんだ」
「こういった部分が他人より秀でているかも?」
という傾向が少しずつ見えてきます。


30代・40代で迷っているのは自分だけじゃない

セミナーや学びの場に行ってみると、

みんな迷っている。

  • 将来への不安
  • 働き方への違和感
  • 転職の迷い
  • 副業への興味
  • 「このままでいいのか」という感覚

参加する人も結構多くて同じような悩みを抱えている人がたくさんいました。

そして、数年単位でスキルを積んでいる人や、『会社に雇われる』以外の働き方を作っている人を見て、 「今の世の中、自分が思っていたより選択肢があるんだな」と実感しました。

“自分が理想としている環境は夢物語なわけじゃない“ と思えたことは、自分の中ではかなり大きな気づきでした。


「無理なく続けられるか」を基準にすると、迷いが減る

やりたいことが分からない時は、「無理なく続けられるか」で判断してみましょう。

続けていいものやめた方がいいもの保留でいいもの
少し楽しい苦痛が強いまだ判断できない
負担が大きすぎない消耗だけが増える情報が足りない
小さく前進感がある未来が想像できない経験がまだ浅い

最初から”完璧”を探さなくて大丈夫です。
続けられるものを積み重ねた先に、結果として「やりたいこと」がついてくるはずです。


実際にプログラミングを学んで感じた「現実」

副業として学んだプログラミングには、理想と現実のギャップもかなりありました。

  • 数ヶ月で簡単に稼げるほど甘くない
  • 奥が深すぎて終わりが見えない
  • AIによって変わっていく部分も多い
  • 「正解が1つ」ではない

パソコンに抵抗がなく論理的思考な自分には向いている、と思って始めたにも関わらず
イメージしていた感覚と違い、だいぶ苦戦しました。

でもその経験があったからこそ、自分に合うもの・合わないもの・続けられるもの・ストレスが強すぎるものを、行動して判断しよう、と思えるようになりました。

やってみないと分からないことは本当に多い。
そして、やってみた経験は次の選択を楽にしてくれます。


迷った時の判断基準|「1年後の自分」はどう感じるか

それでも決断に迷ったら、こう考えてみてください。

  • その決断の延長線に納得感はあるか
  • 小さくても前に進めているか
  • 不安だからとりあえず選んでいないか
  • 少しでも可能性を感じるか

やりたいことがはっきりしていても、実際に選ぶとなると迷うことはあります。
まだ見つかっていないなら、今の段階で一つに決めきれなくてもいいと思います。
悩む人は、「少し未来の自分が喜びそうな選択」を積み重ねることが大事なんだと思います。


まとめ|やりたいことは「探す」より「育てる」もの

やりたいことがないのは、自分の欠点、というわけではありません。
まだ整理できていないだけかもしれないし、まだ出会っていないだけかもしれません。

まずは、この5つを意識してみてください。

  1. 自分を責めない
  2. やりたくないことを整理する
  3. 小さく試してみる
  4. 自己理解を深める
  5. 続けられるものを選ぶ

やりたいことは、無理に探して突然見つかるというより、少しずつ育っていったものに気づくことなのかもしれません。

今の自分に合う、次の一歩を選ぶ

気になることが見えてきて、自分で少し試してみたい方へ。今の生活を守りながら、試す範囲を小さくする考え方をまとめています。

→ いきなり人生を変えず、小さく試す

一人で考えても整理しにくく、誰かと話しながら考えたい方へ。キャリア相談の料金や支援内容の違い、公的な無料相談の案内をまとめています。

→ キャリア相談の違いと選び方を見る

今すぐ試したり、相談したりしなくても大丈夫です。今日はメモを残して、必要になったときに見返すだけでも構いません。